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*コラム①*『 出現 』~宙に浮かぶ生首!?

更新日:2021年8月20日

2021/8/19



『出現』

版刻者:エミール・シュルピス

原作者:ギュスターヴ・モロー


「宙に浮かぶ生首!?」


『出現』は、宙に浮かぶ生首と、それを導いているような女性の姿が印象的な作品である。


この作品は、新約聖書のサロメのエピソードが元になっている。ユダヤ王の誕生日に、サロメという女性が舞を披露した。その舞がとても素晴らしいものだったため、王は褒美に何でも望むものを与えることにした。すると、サロメは、母親から言われるままに、聖ヨハネの首をほしがったのである。実際は盆に載せて生首が受け渡されたとされているが、この『出現』では、生首がサロメの元に飛んでいくかのような独特の表現が特徴的である。


このサロメという女は、「ファムファタル」と呼ばれ、男の運命を変える程に魅惑的な女性として、この『出現』以外にも多くの絵画や文学のモチーフになっている。



2021/8/20(担当:Y.M. 編集:A.U.)



 
 
 

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